"生きる"を考える
こんにちは!
本日は、施設長 佐藤の
思いをつらつらと。
アルターナが開設して8ヶ月が経過しますが、
私自身が毎日入居者の皆様に
色々なことを学ばせてもらっていると感じております。
色々考えることは多いのですが、
今日は、"生きる"ことについて
ちょっと考えてみました。
アルターナは病院ではないため
「治療の場」ではなく「生活の場」
として説明をさせて頂くことが多いです。
あくまでも「生活の場」なので、
入居者の方やご家族様が
「どう生きていきたいか」「どう生きていて欲しいか」
を最優先に考えて関わっています。
例えば
1型糖尿病の方。
病院では、
血糖値を徹底的に管理して
食事制限をしながら生活をすることが
多いかと思います。
もちろん、大切なことです。
しかし、アルターナでは
甘い物もほどほどに食べるし
おやつが楽しみで体操を頑張るし
ちょっと食べ過ぎじゃない?
みたいな日もある。
もちろん血糖値は毎食で測定しますし、
状態観察は常時しています。
この糖尿病の方のように、
「好きなものを食べる」ということが
生命のリスクに関わる方もいます。
また、誤嚥性肺炎で、嚥下機能が落ちてきてしまった方。
病院では、治療のために絶飲食で点滴管理。
アルターナ入居時には、ご家族様と誤嚥や窒息のリスクについて相談し
出来る限り口から食べる関わりをして欲しいとのことで、
食事の形態を調整しながら、経口摂取を介入。
現在は、細かく刻むことで
ご自身で食べることが出来ております。
もちろん、時々むせこむこともあるため、
適宜、状態を見ながら関わらさせて頂いております。
この方のように
そもそも「食べる」行為そのものが
リスクである方もいます。
そもそも「生きる」ことって
リスクが伴うのが
当たり前だと思っていて、
それが疾患のある高齢の方ならなおさら。
そのリスクを知ったうえで
「らしく生きる」ことが出来る関りを持つことが
我々の役割と感じております。
アルターナ職員一同、その方のリスクをしっかりと知りつつ
「どう生きていきたいですか?」という問いと
正面に向き合っていきたいと思います!