「介護」と向き合う
こんにちは!
今年も残すところあと数時間になりました。
あっという間ですね!
少し振り返りを…
2024年は
24人の入居者の方々が入居され
12名の方々のお看取りをさせていただき
3名の方の自宅復帰を支援させていただきました。
本当にそれぞれの方々の人生にストーリーがあるなと
常々感じております。
今回は、「介護」についてつらつらと書かせていただきます...
「介護」って
“これ” という答えが無いことが多いんです。
それが凄く難しいと感じていて。
医療(看護やリハビリなど)の現場では
〇〇の病気には△△の薬
〇〇の筋肉が硬い人には△△のストレッチ
など、それなりに答えがあることが多いのですが、
介護の世界は答えがないことが多いんです。
例えば、
●オムツで尿が漏れてしまう方への対応
●毎日が初めましての認知症の方への接し方
●食事介助が必要な方の具材やスプーンの大きさ
●拘縮がある方の車椅子への移乗の仕方
などなど
ある程度は「こうした方が良いよ」みたいな情報はあるものの
1つの答えが無いことが多いです。
なので、1人1人に合わせて考えながら
最適解を出していくことが「その方に適した介護」なのかと感じています。
※それが凄く難しいんですけどね、、(笑)
「その人に適した介護」を提供するために
①対話をする
②観察する
③考える
この3つを非常に大事にしています。
①「対話をする」
アルターナは多職種で連携を取り合いながら関わっており
医師からの指示をもとに
看護師・リハビリ職員・介護職員・ケアマネージャーが密に話し合います。
職員同士のコミュニケーションはもちろん
入居者の方と向き合いながらお話をします。
緊急でミーティングを開いたりして対象者の方のお部屋で話したりもします。
常に「対話」を大切にしています。
②の「観察する」
毎日の体調確認はもちろん
日常のちょっとした変化に気付くことが出来るように職員一同気にかけています。
・バイタルサインや表情や顔色
・病気などによる身体の特徴
・食事の摂取量
などなど、常に「観察」をするようにしています。
「何かいつもと違う」とスタッフがよく気付いてくれるため
病気なども早期発見を行うことができます。
夜間の様子やお部屋にいるときに常時は見れないので、
アルターナには「眠りスキャン」という見守り支援システムを導入しており
入居者の方々の睡眠や呼吸等のデータを適宜確認させていただいております。
「熟睡している時は訪室を控えようかな」
「転倒の危険性が高い人が起き上ったので見に行こう」
など、モニターを併用することで、より良いケアの提供に努めています。
③の 「考える」
現実には、いろいろやっても上手くいかないことが多いです。
その時に どうすれば良いか を凄く考えます。
・入居者の方の今までの生活歴や仕事歴
・ご家族さんの想いや価値観の共有
・他の施設ではどうしているか?などを調べる
などなど、色々な手段を使って考えます。
ほんと、答えがないんですよね。
でもそれが介護なんだろうな、と思っています。
最適解の介護を提供するために
今後もアルターナは頑張っていきます!
また来年からもよろしくお願いいたします!